今の労働環境は、現代版の「蟹工船」
電通の自殺問題で何か改善されたか
電通での自殺事件は、電通という個別の会社の問題にすり替えられ、日本の労働環境が抱える本質的な問題までは語られなくなってしまった。
蟹工船の話は現代と無関係か
「蟹工船」では、転覆した蟹工船をロシア人が救出したことがきっかけで異国のこと知り、ストライキにいたり、そのストライキを海軍が制圧するのだが、船舶でもなければ工場でもない労働環境の中で過酷な労働が強いられていた、残業時間を自己研修の時間に読み返させられていた電通は、蟹工船と同じかもしれない。
今も政府と資本側が結託していないか
当時は、北洋漁業振興の国策から、政府も資本側と結託して事態を黙認する姿勢であった。さらに現場の監督は利潤を確保するするために代議士になろうと目論むのだが、現代と共通する。
先進国の中で、極端に犯罪発生率の低い日本に、警察官が25万人も必要だろうか、ストーカー殺人がおこるたびに、誰から何を守っているのか疑問に思う。
警察官25万人より、国税庁56,000人
源泉徴収制度や、税理士会計士による申告制度が進み、電子化、マイナンバーの導入で、省力化が進んでいるはずなのに、すべて手作業で行われていた終戦直後の6万〜7万人と人数が変わらない理由は、国民から金を搾り取る収奪組織として、権力を持ちすぎてしまったからではないか。