高額療養費制度は、誰が得するのか
高額療養費制度とは、自己負担の限度額のこと
典型的な例で、標準報酬額、月32万の方が、
1か月に自己負担300万円かかったとします。
総額1000万円の3割ですが、
自己負担限度額 ⇒ 80,100円 + (10,000,000-367,000円) × 1% = 176,430円
2,823,570円が戻ってきます。
1か月に自己負担30万円かかったとします。
総額100万円の3割ですが、
自己負担限度額 ⇒ 80,100円 + (1,000,000 – 367,000円) × 1% = 87,430円
212,570円が戻ってきます。
一見すると、収入の少ない人が、高額な医療費がかかっても、少額の負担で済む良い制度に思えます。
医療費が高額になる理由は、妥当か。
典型的な例
脳死判定後の延命治療
ガンの特効薬
最新技術の検査機の利用
人工透析などの特殊な治療法
ここにあげた例は、ニュースで話題になるものばかりです。
現在、資料収集中ですので、少しづつ加筆修正しますが、共通することがあります。
治療の効果が不明なもの、オプジーボというガンの特効薬は有名で、1年間に1人3500万円もかかりますが、効果は2割未満だそうです。さらに大部分の患者が高齢者か超高齢者で、非難を恐れず極論すると、先のない老人に意味があるのか、せめて半分以上効果が望める場合だけにすべきではないかとおもいます。
脳死判定以後の延命治療も、1か月に500万〜3500万円という話も耳にします。
フランスでは、脳死判定以降、医師に生命維持装置を止めることが義務付けられ、違反すると医師が法律で罰せらます。
何百万・何千万円も得した気分が、錯覚では。
非難を恐れず、あえて言うと、自分や身内の命や健康にかかわれば、ワラにもすがりたい心情は当然です。それを手玉にとられ、膨大な医療費の売り上げに加担させられているのではないでしょうか。
宝くじに当選と共通する点が・・・
宝くじは、購入代金のうちの半分以上は手数料として持っていかれるため、当せん金に充てられるのは売り上げの46.3%だけです。
病院には縁遠い年令から高額の健康保険料を払い続けさせられ、たまたま、自分が支払った総額の何分の一程度、戻って来ても、得したと言えるのでしょうか。
ただし、宝くじと同じで、中には、自分の支出した金額の何倍も治療費を使う人も、確かにいます。
それって得することになるのでしょうか。
先進のMRIやCTでの検査の多用にも問題があるようです、
結局、儲かるのは製薬会社や医療関係者なんです。
「病院は金がかかるもの→保険で安く済む」という
短絡的な発想ではなく年間40兆円もの医療費の必要性を真剣に考えるべきではないでしょうか。
この話題、デリケートですので信頼できそうなブログからデータを随時、追加して行く予定です。