明治以降、官僚は破滅への道を歩み続ける。
日本人の悲惨な歴史が始まったのは自由民権運動にどう対処するか、明治の元勲が考え出した制度、「議院内閣制」に原点がある。
伊藤博文、黒田清隆、山県有朋、井上馨、大山巌なども元勲として有名だが、西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通の時代、特に大久保利通は、「議院内閣制」により、選挙で選ばれても指導力を発揮できないシステムを根付かせることで、議会を形骸化させることを考えた。元勲が元老になり指導力を発揮している間は、良かったが、問題は元老が、いなくなってからだ。
軍人とは名ばかりで、私利私欲にしか興味がないが成績が優秀であれば、軍隊で出世するシステムの中で、国の指導者になってしまった。国力のかけ離れたアメリカとの戦争を始めてしまったことは周知のことだが、軍拡競争の中で、大国との比較より、海軍や陸軍の利権しか考えなかったようだ。
山本五十六の戦艦大和や武蔵に関してのコメントが、「どういう成果があげられるかではなく、こんなすごい戦艦を作れる国と戦争しても勝てないと思わせることに意味がある」と述べている。
山本は、おそらく皮肉を込めてコメントし、実際、
末期の大和の悲惨な最後を予期していたのではないか。
戦後は、原子力発電で同じ過ちを犯そうとしてる。
しかも、東北地震での原発の被害の経験から何も学ぼうとしないのは、戦争の失敗から何も学ばず、悲惨な結果になったのと同じ。
ゼネコンを儲けさせ、天下りのムダ遣いのために、予知の不可能な地震の予知予算に五年で一兆円も使い、東南海地震とか名前までつけているが、予想も出来ない規模で予想出来ない場所で地震学起きて、原発の被害が手をつけられない事態になる日も近いだろう。