日本の国民は、官僚の思い通りに、騙されている!
第二次世界大戦に邁進した当時の国民を、自分達とは、まったく無関係の、他人事のように思っている日本人が大多数に思えます。
決して「侵略戦争」ではなく、正義の戦争だと、みんな思っていたのです。
70年以上も前と、同じような思い込みに誰も気づいていないのでしょうか。
バングラデシュのダッカで起きたテロ行為に対して、日本人の反応として印象的だったのが
「なぜ、日本人が・・・」というものです。
裏をかえせば、「発展に協力してやっているのに、なんで恨まれるんだ。」という思い上がりです。
バングラデシュの場合、日本はインフラも整備されていない国に、超豪華な5つ星ホテルを、日本の援助で建築しましたように、日本の税金で、ハコモノ利権でゼネコンを儲けさせようとし、進出企業も、低賃金労働者を酷使しています。
テロの被害者に多くのイタリア人がいた理由も、裁縫工場を中心に、イタリアの繊維産業の低賃金・長時間労働を押しつけられていたからです。
他の発展途上国同様、ワイロを貰う政治家や官僚を除くと、歓迎されていない援助なのです。
「いつか来た道・・」という実感に恐怖をおぼえます。